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株主の皆様におかれましては、平素より当社グループの事業運営に格別のご支援を賜り、厚くお礼申し上げます。

2019年度の業績について
 当連結会計年度におけるわが国経済は、人手不足解消に向けて所得の改善の動きがみられるものの、夏季の天候不順の影響や2019年10月の消費税率引き上げもあり個人消費は厳しい環境で推移しました。
 当社グループは中期の事業戦略として、「経営基盤の強化と企業価値の最大化」と「食品・飲料企業のアライアンスで事業再編・構築」を掲げ、すべてのステークホルダーから信頼と支持を得る活動を実施いたしました。

対処すべき課題
 新型コロナウイルスの感染が拡大し、国より緊急事態宣言が発出され、多方面で甚大な影響が出るなか個人消費動向も激変し、当社グループとしてもかつて経験のない対応に迫られてきました。
 このような状況のなか、足元の状況の変化に素早く対応しながら、将来どこまで成長したいのかを夢に描き、それを達成するために何を改革すべきかの「未来志向の経営」を中期経営計画の方針に掲げ、企業理念を大切にした誠実な行動と、将来の根幹となるビジネスモデルの確立に経営資源を集中してまいります。
 自販機運営リテイル事業におきましては、食品等を扱う自販機をセットで展開するスマートストアの新規提案を強力に進め、優良ロケーションの設置拡大を図ってまいります。また、自販機オペレーター業界におきましては、激しい企業間競争と収益性低下に加え、新型コロナウイルスの影響等により、今後ますます業界再編が加速すると予想しております。こうした環境のもと、同業オペレーターとの資本業務提携を積極的に進め、自販機設置の適正化と収益性向上を図り、持続可能な事業価値の向上に注力してまいります。
 飲料製造事業におきましては、企画提案型(ODM)の営業を強化するとともに、生産現場の人材育成に力を注ぎ、安定的かつ効率的な生産体制を目指してまいります。具体的には商社やブランドオーナーに対してプライベートブランド商品については、付加価値の高いRTD(低アルコール飲料)やウェルネス商品を提案・製造し、価格競争とは一線を画してまいります。

本年度の3つの取り組みについて
 本年度は当社グループの次なる成長エンジンとして、未来志向の3つの重要な取り組みを強化いたします。第1は商品ブランド統一による自社ブランドの販売拡大です。グループ内で提供する自社商品をすべてアシードブランドに統一します。商品開発やマーケディングに必要な資源をアシード株式会社に集中し、プロモーション(販売促進)活動を積極的に進め、長年ご愛飲頂いている緑茶・コーヒーや、アスターチューハイをはじめとした新商品群の販売ネットワークを、D2C(ダイレクト販売)を含め全国に拡大してまいります。第2は栃木県下野市に取得した物流施設「アシード ロジスティクスセンター(ALC)」の活用拡大です。当社グループの関東の物流拠点の役割を担うと同時に、新しい付加価値を持つ事業に成長させてまいります。第3はグローバル展開です。従来から進めているベトナム・タイを中心にした現地企業とのアライアンスにより、海外を含めた飲料販売の拡大に注力します。この3つの重要な取り組みにより当社グループの持続的な企業価値の拡大を実現してまいります。

 株主の皆様には、今後ともより一層のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
2020年6月
代表取締役社長 河本 大輔