ホーム > IR・投資家情報 > 株主の皆様へ
株主の皆様におかれましては、平素より当社グループの事業運営に格別のご支援を賜り、厚くお礼申し上げます。

2020年度の業績について
 当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、緊急事態宣言が発出されるなど経済活動の抑制により、個人消費、特にレジャー、外食関連を中心に急激に減少し、厳しい経済状況が続きました。
 このような状況のなか、アシードグループは足元の状況の変化に素早く対応しながら、将来どこまで成長したいのかを夢に描き、それを達成するために何を改革するべきかの「未来志向の経営」を中期経営方針に掲げ、企業理念を大切にした誠実な行動と、将来の根幹となるビジネスモデルの確立に経営資源を集中してまいりました。最も重点を置いたのはブランディングで、グループ一体となってブランド価値を高める活動を継続してまいりました。売上高については、飲料製造事業は好調に推移したものの、自販機運営リテイル事業が新型コロナウイルスの感染拡大による影響を大きく受けたため、前年同期比6.1%の減少となりました。収益面においては、自販機運営リテイル事業の低迷を受け、徹底したコスト削減やオペレーション効率の向上に務めたほか、雇用調整助成金収入もあり、経常利益は微減となりました。
 なお、当連結会計年度において土地建物および飲料製造事業の機械装置の一部を減損処理することを決定し、減損損失160百万円を特別損失に計上しております。
 また、海外拠点をベトナムに集約することで、人員等資産を効率的にに運用する体制を構築しました。  

対処すべき課題
 アシードグループは「ミッション(使命)」「ビジョン(理想)」そして「バリュー(価値)」の「三位一体となった哲学」をもって経営を推進してまいります。3つを一貫した企業の価値命題と定め、企業行動のよりどころとしています。そしてグループの最も重要な経営課題は、この価値命題を研ぎ澄ましてゆくことです。事業の企画から製造・販売・サービス・サポートに至るすべてのプロセスにおいて、最高水準の商品とサービス価値を創造し、提供するための企業を目指しています。  アシードグループは価格で競争するのではなく、あくまでも価値で勝負することを事業コンセプトのベースとした事業価値の創造によって成長を果たします。そして常に人間性、社会性、経済性を重視した事業活動によって企業価値の向上を図ってまいります。  中期計画において各事業セグメントは、顧客創造と収益性向上へのアクションを起こして事業の構造改革にチャレンジすることとしています。従来型のビジネスモデルに固執するのではなく、環境や消費者ニーズの変化を見極め、新たなサービスの開発やビジネスモデルの変革を実行してまいります。知識と行為は一体である、本当の知は実践を伴わなければならないという「知行合一」を徹底してまいります。
 新型コロナウイルスの感染拡大の収束は見通せませんが、マイナス影響は極力排除しながら、グループを成長軌道に乗せてまいります。

本年度の3つの取り組みについて
 本年度は、グループ成長戦略の3つの重要な取り組みを強化してまいります。第1はブランド創造企業への挑戦です。現状のビジネスモデルを変革し、知名度を上げ、自社ブランドの開発・販売を強化することが収益性の改革につながります。海外市場に向けても、現地メーカーとの資本業務提携により、自社ブランド商品の拡販を実行してまいります。第2は自販機運営リテイル・飲料製造の既存事業の構造改革です。M&Aを進めていくことに加え、自販機を「利便性・嗜好品」から「機能性・ウェルネス商品」に転換する抜本的な改革を行います。飲料製造においても同業者のネットワーク化を推進する他、全社的なDX化も進めてまいります。第3は新規事業創出やシナジー創出のための新規投資の推進です。自販機運営リテイル、飲料製造に次ぐ第3の柱づくりです。前期はロジスティクス事業をスタートしましたが、事業の拡大や新たな種まきも実行してまいります。この3つの重要な取り組みによりアシードグループの持続的な企業価値の拡大を実現してまいります。  

 株主の皆様には、今後ともより一層のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
2021年6月
代表取締役社長 河本 大輔